●372　響く歌聲　ひびくうたごえ　〇きけやたえにひびくがくのしらべ

　表題：響く歌聲［響く歌声］
　読み：ひびくうたごえ

　収録：(A)昭和女子音樂教科書 巻之5 永井幸次,田中銀之助編 大阪音樂學校樂友會 1929(S.4).4=初/1930(S.5).2=修正再版 ◎[A3-8],Copy=[Ka8]

　記譜：二部合唱（伴奏なし）　ニ長調　3/8

　インチピット：ミファ｜ソミレ｜ドミラ｜ソ

　曲：キュッケン，フリードリヒ・ヴィルヘルム(Kucken*, Friedrich Wilhelm)(1810-1882)[ドイツ]
　詞：犬童球渓

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［詞］　※昭和女子音樂教科書 巻之5

１．聞けや妙（たへ）に響く樂の調べ
　　高き岡邊に一人立てば　吹く風奏で杣人（そまびと）うたふ
　　あはすか鳥のさけび　遥けき谷に布をさらす
　　小川の流れ遠くひゞく　ラララ……

２．聞けや妙（たへ）に響く樂の調べ
　　繁る木の間に一人立てば　谷水かなで百鳥うたふ
　　あはすか斧のひびき　遥けき遠（をち）に返すこだま
　　谷間をこえて清く通ふ　ラララ……

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